自作PCにWi-Fi搭載マザーボードは必要?有線 vs 無線の違いと選ぶ基準

自作PC
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自作PCを組む際、マザーボード選びは非常に重要です。CPUやチップセット、拡張性など、考慮すべき点は多岐にわたりますが、最近注目されているのがWi-Fi機能を標準搭載したマザーボードです。

「わざわざマザーボードにWi-Fi機能は必要なの?」

そう疑問に思う方もいるかもしれません。この記事では、有線LANと無線LAN(Wi-Fi)の違いを比較し、どのような場合にWi-Fi搭載マザーボードが便利なのか、そして選ぶ際の基準について詳しく解説していきます。

有線LAN vs 無線LAN(Wi-Fi):それぞれの特徴

まず、PCをネットワークに接続する主な方法である有線LANと無線LAN(Wi-Fi)のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

有線LAN

  • 安定性: 物理的なケーブルで接続するため、一般的に無線LANよりも接続が安定しています。電波干渉の影響を受けにくく、途中で接続が途切れる可能性が低いのがメリットです。
  • 速度: 最新の規格(例:10Gbps LAN)では、非常に高速なデータ通信が可能です。一般的な家庭用ルーターでも、ギガビットLAN(1Gbps)に対応しているものが多く、安定した高速通信が期待できます。
  • 設置場所の制約: ケーブルの配線が必要となるため、PCの設置場所がルーターの近くに限定される場合があります。

無線LAN(Wi-Fi)

  • 利便性: ケーブルが不要なため、PCの設置場所を自由に選べます。配線の煩わしさから解放されるのが大きなメリットです。
  • 柔軟性: 引っ越しや模様替えなど、PCの移動が容易です。
  • 速度と安定性: 近年、Wi-Fiの規格も進化しており、最新のWi-Fi 6やWi-Fi 6Eなどでは、以前に比べて速度と安定性が向上しています。しかし、壁や他の電波の影響を受けやすく、有線LANに比べると不安定になる可能性があります。

このように、有線LANと無線LANにはそれぞれメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶかは、PCの使用環境や目的に大きく左右されます。

Wi-Fi搭載マザーボードのメリット

では、マザーボードにWi-Fi機能が標準搭載されていることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

  • 追加のネットワークカードが不要: 別途Wi-Fiアダプター(PCIeカードやUSBドングル)を購入する必要がないため、コストを抑えられ、PC内部もすっきりします。
  • 初期設定が容易: マザーボードに内蔵されているため、ドライバのインストールなどが比較的スムーズに行える場合があります。
  • アンテナの配置: 外付けのアンテナが付属している場合、受信感度を最適化しやすい設計になっていることがあります。

特に、自作PC初心者の方にとっては、パーツ点数を減らせるという点でメリットが大きいかもしれません。

どんな時にWi-Fi搭載マザーボードが便利?

以下のようなケースでは、Wi-Fi搭載マザーボードが特に便利です。

  • PCの設置場所がルーターから離れている場合: 有線LANケーブルを物理的に配線するのが難しい場合に、無線LANは非常に有効な選択肢となります。
  • 一時的な使用や移動が多い場合: リビングでゲームをしたり、書斎に移動して作業したりと、PCの設置場所が頻繁に変わる場合に、無線LANの利便性は大きいです。
  • 配線をスッキリさせたい場合: デスク周りの配線をできるだけ少なくしたいという方にとって、無線LAN内蔵は魅力的なポイントです。

もちろん、これらのケースに当てはまらない場合でも、Wi-Fi機能が搭載されていることで、いざという時に無線接続を利用できるという安心感があります。

Wi-Fi搭載マザーボードを選ぶ際の基準

Wi-Fi搭載マザーボードを選ぶ際には、以下の点に注目すると良いでしょう。

  • Wi-Fiの規格: 最新のWi-Fi規格(Wi-Fi 6、Wi-Fi 6Eなど)に対応しているかを確認しましょう。新しい規格ほど、高速で安定した通信が期待できます。
  • アンテナの有無と種類: 受信感度に影響するアンテナの有無や、外付けアンテナの種類(指向性、無指向性など)も確認しておくと良いでしょう。
  • Bluetoothの有無と規格: Wi-Fiだけでなく、Bluetooth機能も内蔵されているモデルもあります。ワイヤレスイヤホンやキーボード、マウスなどを接続したい場合は、Bluetoothの規格(Bluetooth 5.xなど)も確認しておきましょう。
  • マザーボードの基本性能: Wi-Fi機能だけでなく、CPUソケットの種類、チップセット、拡張スロットの数、VRMの品質など、マザーボードとしての基本的な性能も十分に考慮する必要があります。(これまでの記事内容も参考にしてください)

Wi-Fi機能はあくまでマザーボードの付加機能の一つですので、自身のPCの用途や必要な機能とのバランスを考えて選ぶことが重要です。

無線接続の注意点:安定性とセキュリティ

無線LAN(Wi-Fi)は便利である一方、有線LANに比べて注意しておきたい点もあります。

  • 安定性: 電波干渉を受けやすく、接続が不安定になることがあります。ルーターとの距離や間に障害物がないかなど、設置環境に注意が必要です。
  • 速度: 理論上の最大速度は高くても、実際の通信速度は環境によって大きく左右されます。
  • セキュリティ: 無線LANは暗号化設定が不十分だと、第三者に通信を傍受されるリスクがあります。WPA3などの強力な暗号化方式に対応しているかを確認し、適切な設定を行うことが重要です。

これらの点を理解した上で、無線LANを活用するようにしましょう。

まとめ

この記事では、Wi-Fi搭載マザーボードの必要性について、有線LANと無線LANの違い、Wi-Fi搭載のメリット、選ぶ際の基準などを解説しました。

Wi-Fi搭載マザーボードは、配線の自由度を高め、追加のネットワークアダプターが不要になるというメリットがあります。特に、PCの設置場所がルーターから離れている場合や、配線をスッキリさせたい場合には非常に便利です。

しかし、安定性や速度を重視するなら、有線LANが依然として有力な選択肢です。

ご自身のPCの使用環境や目的に合わせて、有線接続と無線接続のどちらが適しているか、そしてWi-Fi機能が必要かどうかを検討し、最適なマザーボードを選んでください。

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